読んでいるとほっこり優しい気持ちになれるーーそれが、ほぼ日刊イトイ新聞で年2回、夏と冬に連載されていた「はなちゃんシリーズ」です。
どうやら2013年の冬で最終回となってしまったようですが、これまでのシリーズが1冊の本になって販売されています。
それが「はなちゃんの夏休み。」
どういうシリーズでどういう本なのか、ということは本家サイトでご確認いただけばとてもよくおわかりいただけるかと思います。
紹介動画もほんとに良いですよ。
はなちゃんの夏休みが本になりました。-ほぼ日刊イトイ新聞
http://www.1101.com/books/hanachan/index.html
内容が素敵なのは連載でよくわかっていたので購入はもちろん決めていたのですが、この本が紹介ページに掲載されているよりも、実物はもっと可愛かったので思わず書いてしまいました。
まずサイズがカワイイですね。正方形に近い形。サイズ的にはなんでしょう。B6変形サイズになるのでしょうか。
この大きすぎないサイズで分厚いというのは個人的にツボなんです。
そして紙好きとしては、表紙をめくった中にあるぴらっと薄めの青空を模したペーパーにきゅん、ときました。
薄いので次ページの本のタイトルがうっすらと見えるんですね。
めくった瞬間に「ああ、なんてカワイイ本なの!」ととっても幸せな気持ちになりました。
ここは誰の共感を得られなくても!(笑)
そして中身のページデザインもとってもカワイイのです。
本の装丁も、デザインも、そして中身そのものもカワイイ。
この中身の可愛さは、そのまま石田ゆり子さんの人柄が表れているのだろうなぁとしみじみ思います。
いつの頃からかお便りの最後に付されるようになった言葉。
「きょうも、えがおでね。」
「きょうもたのしくね。」
「きょうも、げんきでね。」
「きょうも、すこやかでね。」
……
この平仮名で綴られた「言葉」はとてもすとん、と心の中に落ちてくるのです。
そうだね、「えがお」でいなくっちゃ。どんな日だって「たのしく」感じられることはあるって忘れちゃいけない、なんてやわらかい気持ちになれるから不思議。
これらの言葉は、お子さんに読み聞かせをするときに、お母さんの声でこの言葉を言って欲しいという石田さんの「願い」なんだそうです。
ね、素敵でしょう?
そしてたま〜に
「きょうも、すてきな、みみのかくどで。」
なんて、くすり、と楽しくなる言葉も散りばめられています。
持っているだけでも幸せ。
そして、どのページを開いても、はなちゃんと石田さんのやわらかで暖かな空気が漂っています。
やわらかい気持ちになりたいときに、本当におすすめの一冊です。
(追伸)
今回で確か2度目のほぼ日書籍購入なのですが、書籍についてるこの「売上・補充注文カード」って、イラストが描いてあって地味に可愛いですね。
ほぼ日書籍。
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